このままだと私たちの周りはゴミだらけ。環境や地球にやさしくリサイクルの勉強しましょう。
資源ゴミとは
缶、アルミ缶、スチール缶、ビン、電池、古紙、布、
ペットボトル、 廃油、牛乳パック等再生利用可能なゴミのこと。
ビン

回収されたビンは、色別に分けられ資源工場へと運ばれて細かく砕かれ、ガラスの原料になる「カレット」と呼ばれるものにされます。カレットは、多く使えば使うほど、共にビンの原料となるソーダ灰、石灰石といった天然資源を節約でき、原料を溶解する時間を短縮できるということからも熱エネルギーが節約できるという利点があります。このようにカレットの利用率を10%高めると約2.5%の燃料が節約できます。現在、ガラスビン1本あたりに5割~6割のカレットが利用されています。



アルミ缶
スチール缶
資源再生工場で、地金にされ再びアルミ缶などとして市場に戻ってきます。このとき再生地金を作るエネルギーは、原料のボーキサイトから新しい地金を作るときのエネルギーのたった3%ですみます。つまり97%もエネルギーが節約できるのです。アルミ缶1個のリサイクルで、40ワットの電球12時間分の電気を節約できます。 スチール缶や鉄スクラップ等は鉄骨などに生まれ変わっています。 スチール缶はリサイクルの優等生といわれているように、平成8年度の資源化率は、77.3%(110万トン)にも達しています。缶は、鉄スクラップとして製鉄所でリサイクルされ、再びスチール缶にされたり様々な建築資材などの鉄製品にも生まれ変わります。

世界で大きな問題となっている地球の環境問題。会社や中小企業ぐるみで環境問題を改善しよう!!


日本で今、紙の原料の53.4%は古紙でまかなわれています。しかし、回収した古紙で再生品が作られたとしても、購入されて実際に使わなければリサイクルは成り立ちません。そこで、紙のリサイクルのメリットを三つあげてみましょう。
1.森林資源の有効利用
2.ごみの減量化
3.エネルギーの節約・(古紙を原材料に紙を作る場合、木材から紙を作る場合に比べ、約3分の1のエネルギー量ですみます。)

新聞紙 新聞紙・週刊誌・段ボール箱・トイレットペーパーの芯
段ボール・雑誌 段ボール箱・トイレットペーパーの芯・Yシャツ・洗剤・靴等の箱
コピー用紙 チリ紙・トイレットペーパー

一家庭の一年分の古新聞(約70キログラム)をリサイクルすると、太さ14センチ、高さ8メートルの立ち木一本半分を切らずにすみます。

ペットボトル

回収されたペットボトルは再生工場に運ばれ、様々な工程を経て、下記の製品などに再生されます。
・成型品(洗剤ボトル、文具など)
・繊維製品(カーペット、軍手、机、スキーウェアなどのつめ綿)
・包装材料(ブリスターパック、仲仕切など)
また、ほとんどが「燃えるごみ」として捨てられている食品トレーもリサイクルが可能なプラスチック製品です。回収された食品トレーは再資源化工場で処理され、トレー容器に再生されたり、植木鉢などの射出成形品、組み立て容器、非発砲容器へと再生されます。最近よく目にする詰め換え式の液体洗剤などは、プラスチックの使用料を80%にまでに節約できます。

電池

回収された電池は、水銀やカドミウムなどの有害物質をなるべく自然界へ持ち出さないことや、重金属の再資源化と有効利用という観点から、日本で唯一専門処理を行なっている北海道処理センター(イトムカ鉱業所)へと送られ処理されています。

牛乳パック

日本全国で1日に製造される牛乳パックの数は、1250万箱と言われ、もし、これが全部ごみになってしまったとしたら、処理には992万円もの費用がかかると言われています。また、森林伐採問題等の環境保持の意味も含め、牛乳パックのリサイクルは必要と考えられます。牛乳パックのリサイクルには、飲み終わったあと軽くすすいで切り開き、よく乾かすというルールがあります。これは洗っていなかったり、乾いていないとカビが生えたり、臭いが発生してしまうからです。また、切り開いて平らにすることで、運搬や保管を効率的に行なうことができるという利点があるからなのです。このようにして回収された牛乳パックは、再資源化工場においてパルプに戻され、トイレットペーパーやテッシュぺーパーへと再生されます。

廃油

私たちの食生活には食用油は欠かせないものとなっています。しかし、油が排水に混ざり河川や下水道などに排出されてしまうと、水中の微生物や魚介類などの生育が阻害されたり、水底にヘドロが溜まったりして様々な障害が発生してきますこれらのことから環境を守る意味でも廃油のリサイクルは重要と考えられます。廃油は、古紙などに吸収させたり、油固化剤で固めた後回収され、石鹸工場やアルキッド樹脂製造工場(印刷インキ、塗料などの基材)で様々な製品に加工されたり、大量に灯油などを燃料に使用している工場に燃料油として利用されます。また、地域や家庭においては、廃油を石鹸や肥料にするリサイクル方法があります。

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最終更新日:2016/4/7

 
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